今、大学が美味しい! 近大マグロ、玉川大ハチミツ…高まる人気

 ◆ブランドに

 大学の研究成果である食品は通信販売で購入できるケースもある。

 玉川大学(東京都町田市)はオンラインストア「玉川学園購買部」で、開発に関わったオリジナル商品を販売している。同大はハチミツの研究が有名で、以前からハチミツ商品の通販を行っていた。ハチミツのブランド化を目指し、22年にオンラインストアでの販売を始めた。

 特徴は国産ハチミツへのこだわりで、観光協会などにも卸している。評判は上々で、通販を含め、年間で人気商品のアイスクリーム(260円~)は約4万6千個、ハチミツ(1030円~)は1万1千本以上も売れているという。

 学校法人「玉川学園」購買部の伝法谷一仁課長は「研究成果の社会還元が目的なので、良いものを求めやすい価格で届けられるようにしています。商品は国産ハチミツにこだわっているので、国内の養蜂家の支援も目的です」と話す。

 食品を通じ、研究の成果を社会にアピールする大学は増えている。

 新宿高島屋(渋谷区)で5月28日から6月3日まで開かれた「大学は美味(おい)しい!!」フェア。7回目となった今回、過去最多の38大学が参加した。会場は多くの客でにぎわい、100食限定の定食が午後には連日売り切れとなるなど注目が集まった。

 出展大学が農学部など、いわゆる「食」に直接関わる学部だけではないのも最近の特徴だという。立教大学は、観光学部が長野県の地域応援プロジェクトの一環として開発したジェラートを販売した。

 フェアを主催したNPO法人「プロジェクト88」の高橋菜里理事長(23)は「せっかく研究しても、なかなか一般の人にアピールできる場がない大学も多い。大学に埋もれている研究成果を一般の人に伝える機会となれば」と話している。

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