100年近くの歴史に幕? 京大、日本最古の総長選廃止を検討、反発も:イザ!

2014.1.30 11:39

100年近くの歴史に幕? 京大、日本最古の総長選廃止を検討、反発も

 京大では大正8年、日本の大学で初めて総長選を実施。法人化前の平成15年までは、選挙結果だけでトップを選んでいた。16年の法人化に伴い、選考会議が関わる現在の仕組みとなり、大学側は「現在の教職員による投票は(決定権のある)選挙ではない」としている。しかし、投票権の範囲などの変更はあるものの、大正8年の荒木寅三郎総長以降、現在の松本紘(ひろし)総長まで全員が教員らの投票結果通り選出されている。

 関係者によると、投票廃止の可否については、遅くとも松本総長の任期が終わる9月末までに一定の結論を出すとみられるが、選考の手続きなどを考慮すると、今年度内にも方針を決める可能性が高い。新しい選考手法としては総長選考会議に一任することなどが考えられるが、現段階では定まっていない。

 学内には賛否両論がある。ある関係者は「教職員による投票では、組織を運営できる人物が選ばれるとはかぎらない。部局の思惑などに影響されず、外部を含めた優秀な人物が総長に就くべきだ」と話す。一方、廃止に反対する京都大学職員組合は「大学全体に関わることを一部の人間が強引に決めようとしている。自由の学風を守るためにも、総長は民主的に選ばれるべきだ」と反発している。

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