「奇跡重なっただけ」床上浸水80センチ熊本・芦北町の特養 入所者全員生還も避難に課題

被災直後の「五松園」の1階部分。浸水で冷蔵庫などが転倒していた(五松園提供)

被災直後の「五松園」の1階部分。浸水で冷蔵庫などが転倒していた(五松園提供)

 熊本県南部を襲った豪雨では多数の「災害弱者」が犠牲となり、特に自力歩行が難しい高齢者の避難の難しさが改めて浮き彫りになった。床上約80センチまで水が迫った同県芦北町の特別養護老人ホーム「五松(ごしょう)園」でも職員らが約100人の入居者を助けるために奔走。結果的に全員の命を救うことができたが、それは「奇跡が重なったにすぎない」という。新たな災害発生に備えた高齢者施設の避難対策は喫緊の課題だ。(尾崎豪一)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ