原発発がん訴訟、請求棄却 事故収束作業の男性、札幌

 東京電力福島第1原発事故の収束作業中の被ばくが原因でがんになったなどとして、札幌市の元作業員の男性(63)が東京電力ホールディングスや作業の元請けだった大成建設など計3社に計約6400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁(高木勝己裁判長)は13日、請求を棄却した。

 訴状によると、男性は平成23年7~10月、福島第1原発の敷地内で重機を使ってがれきの撤去作業に従事。24~25年にぼうこうと胃、結腸のがんを相次いで発症した。

 訴訟で、東電ホールディングスは収束作業と男性の発がんは因果関係がないとして請求棄却を求めていた。大成建設は被ばくによりがんを発症したとすれば、賠償責任は東電ホールディングスにあると主張していた。

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