池袋暴走事故2年、妻子失った男性が事故防止呼び掛け「愛を持って運転を」

 東京・池袋の乗用車暴走事故から丸2年となった19日、妻の松永真菜(まな)さん=当時(31)=と長女の莉子(りこ)ちゃん=同(3)=を亡くした拓也さん(34)が、事故現場近くの日出町第二公園(東京都豊島区)を訪れ、事故根絶を願って設置された慰霊碑に手を合わせた。

 慰霊碑は昨年7月に建立された。この日は、多くの花やジュースなどが供えられ、事故発生の午後0時23分が近づくと、拓也さんも訪れ、花を手向け、1分ほど黙祷(もくとう)した。その後、取材に応じ、「誰にも、被害者や加害者になってほしくない。『愛を持って運転しよう』という意識をもってほしい」と呼び掛けた。

 事故では、乗用車を運転していた旧通産省工業技術院の元院長、飯塚幸三被告(89)が自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪に問われ、東京地裁で公判が続いている。飯塚被告は、事故の原因は車の異常だとして過失を否定。今月27日からは被告人質問も予定されている。

 2年を迎えるにあたり、拓也さんは、さまざまな思いがこみ上げ、昨晩は眠れず涙もあふれたという。「2人の命は無駄にしない」などとし、今後も事故防止活動を続ける意向を示した。

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