かんぽ不正「解雇は不当」 日本郵便元社員が提訴

 かんぽ生命保険と日本郵便の保険の不正販売に関与したのを理由に懲戒解雇処分を受けたのは不当として、札幌市の日本郵便元社員2人が地位確認などを求めて札幌地裁に提訴したことが8日、代理人への取材で分かった。提訴は2月12日付。日本郵便によると、一連の不正販売を巡る同社社員の懲戒解雇の違法性を訴えた訴訟は初。

 代理人によると、原告は、北海道内の郵便局で保険営業を担当していた40代男性2人。いずれも昨年8~9月、「契約者の意向を十分把握せず、新規契約を結んだ」として処分された。2人は顧客の意向を社内規定に従って確認したとして、処分は解雇権の乱用だと主張している。

 日本郵便は取材に対し、「懲戒処分は適切。係争中のためコメントは差し控える」とした。

 一連の不正販売問題では、旧契約を解約し新契約に加入させる「乗り換え」で、顧客に保険料を二重払いさせるなどしていた。日本郵政グループはことし3月までに、日本郵便の営業担当者ら計3千人以上の処分を発表していた。

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