「日本の司法は中世的」 ゴーン被告回答文

 会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、レバノンへ逃亡した日産自動車元会長、カルロス・ゴーン被告(67)が、本紙記者の取材に書面で寄せた回答文(一部抜粋)は以下の通り。

     ◇

 --逮捕から約2年が経つが、今の気持ちは。金融商品取引法違反罪で公判中の元代表取締役、グレゴリー・ケリー被告(64)と、自身の逃亡を手助けしたとして犯人隠避罪で起訴されたマイケル・テイラー被告(60)ら親子2人に関して、どう思うか。

 「2018年11月19日、私の人生とそれまで知っていた全てがひっくり返った。最初の1年は不正なシステム、私の人権を侵害するシステム、『推定無罪』が何の意味もなく、『検察官が有罪を証明するのではなく、個人の無罪を証明するのは逮捕された人次第』という日本のような近代的な国では誰も直面するべきではないシステムと闘った暗い1年だった…。日本の司法は中世的で、毎年何千人もの人を潰している」

 「2年目はレバノンに戻ることで、私は生まれ変わった。グレッグについては、彼は偽って日本におびき寄せられた。これは日産と検察が、(飛行機の)着陸時に彼を逮捕させるためだけに仕組んだ罠だった。グレッグは今でもいわゆる日本の司法制度の被害者である」

 「彼は何のために2年以上も日本で拘束されているのか? 承認されていない、決定されていない、支払われてもいない報酬の不記載で私と共謀したとの疑惑で? 衝撃的で滑稽である。彼と彼の奥さんと子供たちのことを色々考えてしまう。グレッグは私との接触を禁じられている。だから、もちろん、彼とは是非とも話したいが、彼を危険な目に遭わせたくない」

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