繰り返された女児への性犯罪 住所届け出義務をかわした男

【衝撃事件の核心】

 「わいせつ目的ではなく、女性に性的被害を与えて精神面で傷つけたかった」。今年1月、登下校中の小学生女児を狙って体を触ったとして、強制わいせつ容疑などで大阪府警に逮捕された男は、調べに対しこう言い放った。被害者の尊厳を踏みにじる悪質な行為だが、同様の犯行は今回が初めてではない。大阪府の条例では、未成年者に対する性犯罪の受刑者は出所後の住所などを府に届け出る義務があるが、男はこれを怠っていた。再犯は防げなかったのか。(桑波田仰太、小松大騎)

「女性を軽視していた」

 逮捕されたのは、大阪府茨木市高田町の無職の男(31)=同罪などで起訴。府警によると、男は昨年6月と11月、府北部の路上で、それぞれ別の女児を追跡して声をかけるなどし、集合住宅の敷地内でわいせつな行為をしたとしている。

 「女性を軽視しており、性的被害を与えて精神面で傷つけたかった」「通報される可能性が低いと考え、小学生を狙った」。男の供述は、被害女児らの心情を顧みない身勝手さが目立っている。男は犯行時、システムエンジニアだったといい、「仕事のストレスもあり、何事もうまくいかないことへの怒りがあった」とも述べた。

 実は、男が未成年に対するわいせつ行為で検挙されるのは初めてではない。平成27年10月には少女への強制わいせつ罪などで実刑判決を受け、約4年間服役。一昨年7月に仮出所し、刑期満了となっていた。

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