復旧や片付けに追われる被災者 震度6強から1週間 福島・相馬

 福島、宮城両県で13日夜、最大震度6強を観測した地震から1週間となった20日、福島県相馬市では、崩れた塀に安全対策を施すなど、被災者らは朝から復旧作業や片付けなどに追われた。

 震度6強を観測した同市の中村地区で、設計事務所を営む男性(48)宅では、大谷石の塀が延べ約25メートルにわたって崩れた。4段に積まれた石のブロックのうち、場所によっては3段分が歩道側に倒壊。「夜間で人通りがなかったのが幸いだった」と男性は胸をなでおろす。

 自身の会社には、今回の地震でブロック塀や壁の修理依頼が多く寄せられ「週末になってやっと自分の家のことができた」という。大谷石の塀は完成から47年経っていた。鉄筋は入っておらず、詳しく調べると、崩落は免れたものの、ぐらついている石がいくつも見つかった。

 「歩道は高校生が通るので気になっていた。余震で崩れたりしたら大変。補修ができないので落ちそうな石はどかすしかない」と男性は話し、危険な石をバールではずす作業に追われていた。

 男性宅では東日本大震災の際、今回崩れた塀は問題なかったが、2階の屋根瓦が落ちるなどした。そのため、大きな地震に備えて壊れた部分は、瓦をやめて軽い金屋根にしていた。男性は「万が一に備えていてよかった。3・11の教訓が生きた」と話していた。

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