激しさ物語る災害ごみ 福島県新地町 仮置き場に搬入続々

 13日に発生した地震で震度6強を観測、大きな被害が出ている福島県新地町では、災害ごみの仮置き場が設置され、使えなくなった大量の家具や家電、建材などが集まっている。積み重なる廃棄物は、被災者の多くが「東日本大震災よりひどい」と話す、揺れの激しさを物語っている。

 仮置き場は15日にJR新地駅近くの空き地に設置された。災害ごみは金属類や家電製品、廃プラスチックなど7種類に分別して集めている。

 厳しい冷え込みでうっすらと雪化粧し強風が吹き荒れた18日朝も、午前9時の受け入れ開始時刻になると災害ごみを積んだ車が続々とやってきた。訪れた人たちは担当者の説明を受け、廃棄物の種類で分かれるブースを回り、持ち寄った災害ごみを捨てていった。

 積み上がる廃棄物は、タンスや冷蔵庫、電子レンジ、こたつなどさまざま。中には、地震発生から約10分後の11時17分頃を差して止まった壁掛け時計もあった。

 軽トラックでテレビや食器などを運び込んだ、同町谷地小屋地区の男性(38)は、実家の離れにある古い蔵の2階で被災した。男性は「激しい揺れで逃げようとしたとき、床が抜けて転落した。打撲だけで済んだが危なかった」と恐怖の瞬間を振り返り「壁の一部も崩れた。部屋代わりにしていたがもう住めない」と話していた。

 新地町の災害対策本部では、今回の地震で約1300世帯の住宅に瓦が落ちたり、柱がずれるなどの被害が出たとみている。中には「住める状態ではないとの話もある」(同本部の担当者)という。

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