前三原市長「不法な金と思った」 150万円受領認める 河井克行被告公判

 令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(57)の公判が1日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、広島県三原市の天満祥典前市長(74)の証人尋問が行われた。前市長は在職時に現金計150万円を受領したと認めた上で、「不法な金だと思った」と述べた。

 前市長によると、同年3月27日、三原市内で克行被告や妻で参院議員、案里被告(47)から参院選の支援を依頼された際、克行被告と2人きりになった場面で突然、内ポケットに現金50万円入りの封筒を入れられたという。同年6月2日に広島市内のホテルで会食した帰り際にも、左腰付近のシャツとズボンの間に、現金100万円の入った封筒を差し込まれたとしている。

 いずれの受領時にも、前市長は「困ります、こらえてください」などと口にしたが、克行被告に「よろしく」と言われ、「恥をかかせてはいけない」と最終的に受け取ったという。受領した現金の大半は飲食代に加え、スーツやネクタイの購入費など、私的な目的で使ったと認めた。

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