元県議、現金受領を否定 「検察に迎合」と証言 元法相公判

 令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(57)の公判が22日、東京地裁で開かれた。元広島県議の男性(78)が証人尋問で「現金を授受した場面の記憶がない。捜査段階では受領を認めないと強制捜査を受けると思い、検察に迎合した」と述べた。現金を受け取ったとされる地元議員らで受領を否定する証言は初めて。

 検察側は捜査段階で元法相も供与自体は認めていたとし、証言は虚偽だと指摘した。

 検察側によると、男性は同県福山市の飲食店などで計60万円を受け取ったとされる。この日の尋問では、元法相と会ったことは認めたが、その後の記憶が欠落していると主張。一方、自身が強制捜査を受ければ、理事長を務めていた学校法人の評判が下がると懸念し「検察に作り話をした」と説明した。

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