兵庫・明石の高齢者虐待、証拠隠滅の疑いで施設社長ら書類送検

 兵庫県明石市のサービス付き高齢者向け住宅「シルバーハウスはやしの南」で昨年に起きた当時の職員による虐待事件に絡み、入居者への暴行の場面を写したカメラ映像を消去したとして、県警明石署は20日、証拠隠滅の疑いで、施設運営会社社長(54)と施設長(52)の男2人を書類送検した。

 捜査関係者によると、2人は「プライバシーを無視して撮影した映像が世に出れば、施設の印象が悪くなり経営が立ちゆかなくなると思った」と供述、容疑を認めているという。

 2人の書類送検容疑は昨年10月15日午後5時~同6時半、同施設の職員だった女(57)が、認知症の80代の男性入居者の頭や腹を蹴ったり、踏みつけたりする様子が写ったパソコン内の映像を消去したとしている。社長が施設長に指示して消去させたという。

 カメラは、職員の虐待を疑った施設長が入居者の居室に設置したが、その際に入居者側の許可を取っていなかったという。同署は押収したパソコンから映像を復元した。

 元職員の女には、神戸地裁明石支部が今月12日、暴行罪で執行猶予付きの有罪判決を言い渡している。

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