元調教師が謝罪動画 馬券購入認める、八百長は否定

 名古屋国税局の税務調査で多額の申告漏れを指摘された笠松競馬場(岐阜県笠松町)。元男性調教師は令和2年10月、現役時に馬券を購入していた事実を認めて謝罪する動画を動画サイトに投稿していた。

 元調教師は動画で、騎手の控室では、競走馬の体調など関係者しか知り得ない情報が飛び交っていたとして、「内部情報があれば、ある程度(馬券を)買えば当たってしまうのは事実」と説明。一方、「騎手が故意に順位を操作することはなかなかできない」と八百長は否定した。

 騎手はレースの前日から最終日まで「調整ルーム」と呼ばれる宿舎で寝泊まりし、外部との連絡を禁じられる。だが、元調教師は別の動画で、「自身が騎手だった6、7年前の笠松競馬では、携帯電話は何のチェックもなく、ポケットに入れたまま持ち込んでいた」と明かした。

 元調教師は現役だった20年6月、騎手3人=いずれも引退=とともに、競馬法違反容疑で岐阜県警の家宅捜索を受けた。関係者によると、別の調教師とその親族が馬券の購入で計1億円を超える利益を上げていた例もあるという。

 レースを主催する岐阜県地方競馬組合は不正防止のため、騎手が調整ルームに入る際に金属探知機で手荷物検査をしたり、機器の通信を遮断する装置を導入したりするといった対応を取った。法令順守を指導する研修会も開催していくとしている。

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