岡山城でもひっかき傷 文化財保護法違反などで捜査

 岡山市は19日、市有施設の岡山城天守閣や国指定重要文化財「月見櫓」などで計30カ所、硬いものでひっかいたような傷が見つかったと発表した。岡山県警が文化財保護法違反や建造物損壊などの疑いで捜査している。同様の傷は今月、松山城(松山市)と高知城(高知市)でも見つかっている。

 岡山市によると、18日午前11時ごろ、4階のガラスケースにひっかき傷があるのを清掃中の作業員が発見。その後、地下1階~6階まですべてのフロアで、木の壁、柱、窓のへりなど計23カ所で傷が確認された。また天守閣西側の、1620年代に建てられたとされる「月見櫓」などでも同様の傷が見つかった。

 傷は長いもので約80センチ。とがった硬いものを使ったとみられる。1カ所で6本の傷をつけた場所もあった。

 市は19日、県警に被害届を提出。岡山城天守閣の稲本貴男館長は「他の城郭も傷をつけられたといい、警戒していたが『まさか』という思い。岡山のシンボルに傷がつけられ許せない」と話している。

 現在の岡山城は昭和20年に空襲で焼失、同41年に再建された。

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