50億円不正貸し付け、容疑の給与ファクタリング業者社長ら逮捕 警視庁

 個人の給与を担保に高額手数料で現金を貸し付ける新手のヤミ金「給与ファクタリング」を無登録で営んだとして、警視庁生活経済課などは貸金業法違反などの疑いで、ファクタリング会社「ZERUTA」の社長、足立慎吾容疑者(34)=東京都新宿区四谷=ら男女7人を逮捕した。足立容疑者は容疑を認め、他の6人は「貸金業ではない」などと否認している。

 給与ファクタリングは、利用者の給与を「債権」として買い取る形で現金を貸す名目で、貸金業法などで定める上限金利を超えた手数料を融通時に差し引くケースが多い。金融庁は昨年3月、貸金業に該当するとの見解を出していた。新型コロナウイルスの影響で困窮する人らが利用しているとされ、同庁はコロナに便乗したヤミ金業者への警戒を呼び掛けている。

 同課によると、足立容疑者らはHPで「即日融資に代わる給料ファクタリングサービス」などと宣伝。法定金利の約14~30倍にあたる年利約280~615%の利息を受け取っていたとみられる。平成30年6月~令和2年5月末に、全国の延べ9万7千人に約50億円を貸し付け、約13億5千万円の利息を得たとみられる。

 逮捕容疑は4月4日~21日、東京都に住む40代の男性ら12人に計約74万5千円を貸し付け、法定金利を超える計約18万8千円の利息を受け取ったなどとしている。

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