速度違反を捏造、有罪判決 元道警警部補に札幌地裁

 交通違反の取り締まりで対象車両の速度記録を偽造し違反を捏造したとして、虚偽有印公文書作成などの罪に問われた元北海道警警部補の吉本潤被告(58)=懲戒免職=に、札幌地裁は13日、懲役2年6月、執行猶予5年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 中川正隆裁判長は判決理由で「証拠に基づき判断する刑事司法の前提をないがしろにする悪質な犯行」と指摘。一方で不正に取り締まった運転者の損害が回復されつつあるとして執行猶予を付けた。

 また被告の不正を、上司が報告を受けながら対応を怠るなど道警の職場環境に問題があったとも述べた。

 判決によると、吉本被告は令和元年8月~2年5月、パトカーで違反速度を出しながら、取り締まり対象車両を追尾。道路外の固定物に速度を計測するレーザーを照射し、測定したパトカーの速度を対象車両のものとして交通反則切符を切った上で、上司に虚偽の書類を提出する行為を繰り返した。

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