克行被告から現金「受け取っていいと思った」 広島県議、寄付金との認識証言

 令和元年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(57)の公判が8日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれた。渡辺典子広島県議(36)が証人として出廷し、克行被告から現金10万円を受領したと認めたが、「寄付金で、受け取ってもいいと思った」と証言した。

 受領した現金の趣旨について、渡辺県議は克行被告の妻で参院議員、案里被告(47)に対する支援や票の取りまとめではないとの認識を示した。

 渡辺県議は、同年5月下旬、車内で克行被告から現金の入った封筒を差し出され、「『大丈夫、いつものだから』といわれた」と述べた。これまで年2回、克行被告が代表の政党支部から寄付金を受け取っていたこともあり、「寄付金だと理解し、納得したので受け取った」と主張した。

 弁護側の尋問で、検察官から取り調べ時に脅されたか問われると、「あなたは本当のことを言っても言わなくても、もう(現金を)もらったことになるんだといわれた」と答えた。

 検察側は冒頭陳述で、渡辺県議の受領額は20万円としている。

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