「鬱病」を考慮、介護中の夫殺害で猶予判決

 宮城県気仙沼市の自宅で2月、介護していた夫=当時(74)=を殺害したとして、殺人の罪に問われた無職、千葉みつ子被告(70)の裁判員裁判で、仙台地裁は24日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 大川隆男裁判長は判決理由で、平成22年ごろにほぼ失明した夫を献身的に介護したことで鬱(うつ)病が悪化し、夫を殺害して自分も死のうと考えたと指摘。「被害者の恐怖は大きく、結果は重い」とする一方、重度の鬱病の影響を踏まえ、同じような事件と比べて悪質ではないと判断した。

 親族の処罰感情が厳しくなく、被告への支援が期待できる点も考慮した。

 判決によると、2月2日午後6時半ごろ、夫の無職、正俊さんの首を絞めて殺害した。

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