防衛大責任認めた判決確定 いじめ訴訟賠償、上告せず

 防衛大学校(神奈川県横須賀市)で上級生らに暴行やいじめを受けたのは大学側が監督を怠ったためだとして、福岡県に住む元学生の20代男性が国に損害賠償を求めた訴訟で、大学側の責任を認め国に約268万円の支払いを命じた福岡高裁判決に対し、防衛大は23日、上告しないと明らかにした。男性も上告しないとしており、期限の24日午前0時に高裁判決が確定。

 防衛大は「判決を重く受け止めた。二度とこのようなことが発生しないよう再発防止に努める」とコメント。原告の男性は「防衛大は体質改善を約束してほしい。変わらなければ今までの苦労は報われない」とした。

 9日の高裁判決は、教官の指導が不適切で安全配慮義務に違反していたとして、男性敗訴の1審福岡地裁判決を変更して逆転勝訴とした。防衛大の取り組みの不備にも言及した。

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