42歳女が走った理不尽すぎる「刑務所に入るため」の殺人

【衝撃事件の核心】

 「刑務所に入れれば誰でもよかった」-。大阪市住吉区のマンションで11月、住人男性が刺殺された事件。逮捕された元住人の女は大阪府警の捜査員にこう言い放った。事件の発端となったのは、マンション退去をめぐる女と管理人とのトラブル。無関係のはずの男性はなぜ犠牲になったのか。そこにはあまりに理不尽な理由があった。(小松大騎、桑波田仰太)

 ■包丁でひと突き

 「一緒に酒を飲もう」

 11月24日夕、マンション6階に1人で住む有田英生さん=当時(74)=宅を突然、3人の男女が訪れた。いずれもマンションの住人や元住人で、有田さんの飲み仲間でもあった。有田さんが3人を室内に招き入れると、すぐに酒盛りが始まった。

 だが、有田さんが飲んだビールには睡眠薬が混入されていた。約2時間後、女は事前に量販店で購入していた刃渡り21センチの刺し身包丁で、眠り込んだ有田さんの左胸をひと突き。即死だった。

 女は自ら「人を殺した」と110番。府警住吉署員が駆け付けると、有田さんは血を流して倒れていた。同署は殺人未遂容疑で、通報した住居不定の無職、影山真佐実容疑者(42)を緊急逮捕し、殺人容疑に切り替え送検。一緒にいた住所不定の無職、高尾正男容疑者(37)と、マンションの別の部屋に住む会社員、前川鉄蔵容疑者(53)も殺人容疑で逮捕した。その後、3人は殺人罪で起訴された。

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