「おはらい」1歳児暴行死、懲役9年確定へ

 最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)は、前橋市で平成23年、1歳だった女児に「おはらい」と称して暴行を加え死なせたとして、傷害致死罪に問われた無職、北爪順子被告(67)の上告を棄却する決定をした。19日付。懲役9年とした1、2審判決が確定する。

 1、2審判決によると、霊的な能力があると称して相談などに応じていた被告は23年5月2日、前橋市の職場兼自宅アパートで城田麻雛弥(ますみ)ちゃん=当時(1)=を抱えて頭上に持ち上げ、床に投げつけて急性硬膜下血腫や脳浮腫を負わせ、同6日に死亡させた。

 弁護側は「事件当時現場におらず、暴行もしていない」と無罪を主張した。30年3月の1審前橋地裁の裁判員裁判判決は、暴行を目の前で見たとする母親の公判証言は、具体的で信用できると判断。2審東京高裁も、けがの状況と証言は矛盾しないとして控訴を退けた。

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