案里被告、地元議員と証言食い違い

 初公判以来、約2か月半ぶりに法廷で事件について説明した河井案里被告。13日の被告人質問では、現金を提供したとされる地元議員5人のうち、3人への現金提供の趣旨について「これからも頑張ってくださいという気持ちを込めた」などと言及、買収の意図を否定した。一方、3人は買収の意図を大筋で認めており、証言が食い違う形となった。

 黒いジャケットとロングスカート姿で出廷した案里被告。左胸には議員バッジを光らせ、笑みをこぼしたり、おどけたように答える場面もみられた。

 案里被告は、岡崎哲夫、平本徹、下原康充の3県議とも県議会の同じ会派に所属していた「特別な方々」と説明。岡崎県議には「当選1回のときからご指導いただいた」、平本県議は「後輩の応援に手ぶらで行くのはあり得ない」、下原県議は「平成21年の知事選でお世話になり、落選後に奥様に励ましてもらった」などとし、現金の趣旨が当選祝いや陣中見舞いだったとした。

 一方、3県議はこれまでの公判で、現金提供を買収だとする検察側の主張におおむね沿う証言をしていた。17日にも被告人質問が予定されており、案里被告は残り2人についても言及するとみられる。

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