案里議員初の被告人質問(3)「幹事長から現金…私なら言いかねない」 緊迫した内容も笑い交え

 《買収事件の核心に迫る内容で法廷の空気はピンとはりつめるが、案里被告は笑いを交えながら答えた》

 案里被告「冗談ばかりいい合っていたので」

 弁護人「冗談ですか」

 案里被告「はい」

 弁護人「岡崎さんに渡したお金には、当選祝い以外の意味はなかったのか」

 案里被告「ありません。でも強いて言うなら、岡崎先生には本当にお世話になって、大好きな先生の一人です。私が言うのは僭越(せんえつ)ですが、優秀な政治家です。先生と一緒に過ごした県議会はまことに楽しかったです、という感謝の気持ちと、これからも頑張ってくださいという気持ちを込めました」

 《案里被告は買収の意図を否定したが、結果的に岡崎県議は参院選で案里被告の支援に回る》

 弁護人「岡崎さんが支援してくれたのは30万円を渡したからではないか」

 案里被告「そういうことじゃないです。先生は、自民党に党籍のある議員なら応援するのは当然だとおっしゃっていた。私じゃなくても、(県連が推薦した)溝手(顕正)先生ともう1人を半々で応援したと思います」

 《夫の克行被告も、岡崎県議に現金を渡した疑いが持たれている》

 案里被告「知りませんでした。逮捕、勾留されたときに初めて知りました」

 《案里被告は、昨年5月にも同県府中市の料理店で岡崎氏に現金が入っていたとみられる封筒を渡そうとしたが、受け取りを断られたとされる》

 弁護人「何か心当たりはあるか」

 案里被告「記憶はまったくないです。その日は食事をするつもりでしたが、選挙が近いので急遽(きゅうきょ)キャンセルしました。お金を渡したとしたら、その会費だと思います」

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