ゴーン被告逃亡手助けの米親子、移送不当と訴え

 前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告の逃亡を手助けしたとして米国で拘束された米国人親子2人について、東部マサチューセッツ州の連邦地裁で5日、米国務省による日本移送承認決定の是非に関する審理がオンラインで行われ、弁護側が移送は不当だと改めて訴えた。

 国務省の10月下旬の引き渡し承認決定に対し、弁護側が異議を申し立て、移送手続きは一時差し止められている。裁判官は、申し立てに対する判断を近く下したいとの意向を示した。

 審理で弁護側は、日本では保釈中の人物が逃亡することは罪に当たらず、日本に移送されれば拘束中に不当な扱いを受ける可能性もあると指摘。仮に申し立てが退けられても、上訴が可能だとの認識を示し、移送に徹底抗戦する構えを見せた。

 2人は陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(27)。東京地検特捜部が犯人隠避などの容疑で逮捕状を取り、米当局が5月に米国で拘束した。日米両国間には犯罪人引渡条約がある。(共同)

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