克行被告が証言拒絶「必要なことは自分の裁判で」 案里被告公判に証人出廷

 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の公判が22日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、夫で元法相の衆院議員、克行被告(57)が証人として初めて出廷した。克行被告は検察側の尋問に対し、「私自身が刑事被告人であり、必要なことは自分自身の裁判で申し上げる」として証言を拒絶する姿勢を見せた。

 克行被告は公判開始から20分ほどして入廷した。黒のスーツにノーネクタイの姿で、証言台につくと裁判官や検察官、案里被告の弁護人にそれぞれ一礼。先に入廷していた案里被告は終始伏し目がちで、克行被告と目を合わせることはなかった。

 証人尋問の冒頭、克行被告は検察官から自身の選挙区にある自治体について質問されると、「裁判長」と大きな声で呼びかけ、「いろいろとご迷惑をおかけしたが、弁護士の選任届を出したばかりで、追加で選任する準備も進めている。弁護士と打ち合わせや協議ができていない」とし、証言を拒絶した。

 裁判長が答えられる質問には答えるよう諭したが、「私自身の件、(案里被告との)共謀の件がある。日本国憲法38条と刑事訴訟法146条にのっとり、申し訳ないが答弁を差し控える」と応じた。

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