リニア差し止め30日提訴へ 「大井川に影響」主張方針

 リニア中央新幹線建設工事をめぐり、静岡県内の住民らが、JR東海に対し県内区間(10・7キロ)の工事差し止めを求める訴訟を、今月30日に静岡地裁に起こすことが18日、分かった。同日発足した原告団が、静岡市内で開いた総会で明らかにした。訴訟では、工事が大井川や南アルプスの自然に影響を及ぼす恐れがあると主張する方針。

 住民らは、工事による大井川の流量減少を懸念し、JR東海と対立。10・7キロのうち静岡工区と呼ばれる8・9キロが着工できていない。

 17日時点で、原告は82人、サポーターは116人集まった。総会で原告代表に選出された同県島田市の農家、桜井和好さん(70)は「農業には水が命。その供給を守らなければならない」と強調した。

 リニア工事をめぐっては、沿線住民らが平成28年5月、事業認可の取り消しを国に求め、東京地裁に提訴。昨年5月には山梨県南アルプス市の沿線住民らが、JR東海に工事の差し止めなどを求め甲府地裁に提訴している。

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