小6が大麻吸引も 若者に広がる薬物、断れる子にするには?

 ◆危険な誘いでも嫌われるのが怖くて断れないケースも

 薬物は大人が考える以上に子供の近くにあるのだ。親はわが子が薬物に近づかないために何をすべきか。まずは、親しい友人や先輩から誘われたとしても、キッパリと断る勇気を持ってもらうことが大事だ。そのために、家庭では次のことに留意してほしいという。

 「まずは親子ともに、薬物乱用の危険性を十分に理解しておくこと。中には『周りに迷惑をかけていないから吸引しても問題ない』と考えている人もいますが、とんでもない。薬物乱用は、幻覚や妄想等を引き起こし、心身の健康を損ねるだけではなく、その人の周囲、ひいては社会へも大きな影響を与えます。例えば、事故を起こす、カッとしやすくなり周囲の人を傷つける、借金、学校生活がおろそかになる、など薬物依存が生み出す問題はさまざまです。決して乱用者本人の健康問題だけではないのです」

 とはいえ、危険性を知っていても、本人の精神状態によっては薬物に手を出してしまうリスクも高まる。

 「その根底には、人間関係から来る自己肯定感や自己効力感の低さがあることがわかっています。危険な誘いだとわかっていても、嫌われるのが怖くて断れない。あるいは、悩みを1人で抱えて相談できず、つらさをやり過ごすために薬物に手を出してしまう。そんなケースも多くみられます。その有効な解決方法は、本人が自分の気持ちを素直に口に出せる、些細な悩みでも誰かに相談できる、そんな環境を整えておくことです。そのうえで、子供の些細な変化も見逃すことがないよう、日頃の言動や友人関係に気を配りつつ、注意深く見守るようにしましょう」

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