案里被告から現金「当選祝いだと思った」 受領県議が証言 東京地裁

 昨年7月の参院選広島選挙区をめぐる買収事件で、公選法違反の罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の公判が2日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれた。証人として岡崎哲夫広島県議(65)が出廷。案里被告から現金30万円を受け取ったと認め、検察側の尋問で「参院選の支援依頼も含まれるが、当選祝いだと思った」と証言した。

 地元議員らの尋問で、受領した現金の趣旨について、参院選の支援や票の取りまとめ以外の認識が示されたのは初めて。

 岡崎県議によると、昨年3月29日に県議選が告示され、無投票当選を決めると、翌30日に案里被告が岡崎県議の選挙事務所を来訪。案里被告は「当選おめでとうございます。(自民党の)二階(俊博)幹事長から預かってきた」と言い、現金の入った封筒を机の上に置いたという。二階氏に関する発言は「ジョークだと分かった」とした。

 現金の趣旨については「当選翌日で、これまでの濃厚なかかわり合いからしても当選祝いだと思った」とする一方、「参院選への支援依頼も頭をよぎったと思う」などと説明した。

 昨年6月には夫で元法相の衆院議員、克行被告(57)から現金20万円を受領したことも認め、「参院選への支援の趣旨だと思った」などと述べた。

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