教員のわいせつ対策 犯罪心理専門家がチェック表

 児童生徒に対してわいせつ行為を行ったとして処分される教員が増え続けている現状を変えようと、教員が自らの性的嗜好(しこう)を把握して自制できるようにする「教員の性行動セルフチェック表」を犯罪心理の専門家らが作成した。中心となる奈良大の今井由樹子准教授(司法・犯罪心理学)は「チェック表が子供を守るために役立てば」と期待しており、年内に論文をまとめ、各地の教育委員会などでの採用を目指す。(木ノ下めぐみ)

処分教員は過去最多

 文部科学省が平成30年度に実施した調査によると、わいせつや性的言動で処分された教員は過去最多の282人。被害者の約半数は加害教員が勤務する学校の児童生徒や卒業生で、学校内で被害が発生したケースも多かった。

 今井准教授はこれまでに加害者となった元教員への聞き取りを実施。「生徒は教員である自分を慕っているのだから、わいせつ行為を嫌がっていないはずだ」といった思考の誤りが多くみられたという。

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