17年前の男性殺人、南ア逃亡の男再逮捕へ 殺害への関与否定

 平成15年に元飲食店員、古川(こがわ)信也さん=当時(26)=が殺害され、遺体の一部が東京都奥多摩町などに遺棄された事件で、警視庁高井戸署捜査本部が殺人と死体損壊・遺棄容疑で、事件後に南アフリカへ逃亡し、今年8月に現地大使館に出頭した紙谷惣(そう)容疑者(46)=逮捕監禁容疑で逮捕=を24日に再逮捕する方針を固めたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。紙谷容疑者は古川さん殺害への関与について否認しているという。

 捜査関係者によると、既に有罪判決を受けている関係者らの供述などから、紙谷容疑者が古川さんの連れ去りから殺害、遺棄までの一連の行為に関わった疑いが強まった。

 紙谷容疑者は主犯格の松井知行容疑者(48)=殺人容疑などで国際手配中=らと共謀して15年9月19日、山梨県丹波山村の駐車場で古川さんの首をベルトなどで絞めて殺害し、その後、河原で遺体を切断して丹波山村や奥多摩町の山中などに捨てた疑いが持たれている。

 捜査本部によると、紙谷、松井両容疑者は、事件直後の15年10月ごろに南アに入国。いずれも国際刑事警察機構(ICPO)を通じ殺人容疑などで国際手配された。松井容疑者は現地で自殺したとの情報があり、警視庁が確認を進めている。

 紙谷容疑者は今年8月21日(現地時間)に日本大使館に出頭。新型コロナウイルスの影響で「仕事も金もなくなって生活が苦しくなった。日本に帰りたい」と説明していた。コロナは陰性で、9月3日に帰国し警視庁に逮捕された。

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