ボーガン拳銃並みの破壊能力も ネットで簡単に入手可能

 兵庫県宝塚市で今年6月に、男が親族4人をボーガン(洋弓銃)で殺傷した事件を受け、警察庁は在り方を検討する有識者検討会を立ち上げ、23日、東京都内で初会合を開いた。ボーガンをめぐっては、凶器に悪用される事案が相次いでいる。拳銃に匹敵する貫通能力もあるとされるが、本来は弓道やアーチェリーと同じ競技用品。銃刀法の規制の対象外で、インターネットなどで簡単に購入できるのが実情だ。

 「インターネットで販売する際もメールで年齢を確認し、未成年には販売しないようにしていた。ただ、形式的な確認で、虚偽の申告をされれば分からなかったと思う」

 ある防犯グッズ店の担当者はこう打ち明ける。この店では、レジャー用品としてボーガンを販売していたが、宝塚市の事件を受け、危険性が高いと判断。販売をやめたという。

 競技団体「日本ボウガン射撃協会」(東京)などによると、競技用のボーガンは形状や素材にさまざまな基準が設けられており、基本的に限られた販売店で身元を示さないと購入できない。

 一方、インターネットの販売サイトでは、護身用やレジャー用品といった名目で、競技の基準を逸脱するボーガンも販売されているのが現状。動画投稿サイト「ユーチューブ」には、フライパンやテレビをいとも簡単に貫通する動画もあげられている。

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