2人に約280万円支払い命令 栃木の宿泊施設キャンセル訴訟

 今年1月、栃木県那須塩原市、日光市、那須町の温泉地にある宿泊施設で、同一グループによる宿泊予約の無断キャンセルが相次いだ問題で、被害に遭った8施設が予約した男女3人にキャンセル料計約280万円の支払いを求めた訴訟の判決が23日、宇都宮地裁大田原支部であった。渡辺力裁判官は3人のうち2人に、請求通り計約280万円の支払いを命じた。

 判決などによると、3人は千葉県の飲食店の女性オーナーと男性従業員2人。女性オーナーが2人に従業員旅行の予約を指示し、2人は昨年8月以降に8施設に8~10人分の宿泊を予約した。いずれも高級な部屋だったが、当日に姿を見せず、無断キャンセルとなった。

 女性オーナーは今月17日の第1回口頭弁論に出廷し、責任を認めて分割払いでの和解の意向を示した。一方、男性従業員2人は出廷せず、答弁書も提出しなかった。2人とは連絡が取れていないという。

 渡辺裁判官は2人の対応について「自白したものとみなす」とし、賠償責任を認めた。女性オーナーと施設側の和解交渉は今後行われる。

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