女川原発再稼働、石巻市議会総務企画委で賛成の陳情採択

 東北電力が令和4年度以降の再稼働を目指している女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)をめぐり、石巻市議会の総務企画委員会は17日、再稼働に賛成する陳情を賛成多数で採択した。反対する請願は退けられた。市議会は24日の本会議で再稼働に賛成する陳情を採択する見通しとなった。

 委員長を含めた市議7人が出席した総務企画委員会では、再稼働に賛成する立場の陳情1件と、反対する立場の請願1件の審議が行われた。陳情・請願について意見を述べる討論で、再稼働に賛成する市議は「厳しい新規制基準の中で議論を重ね、避難計画も整備された。エネルギーは不足する前に確保しておくことが重要だ」とし、反対する市議は「住民の多くは再稼働に不安を抱いている。安全性が確保されていない避難計画の中で再稼働すべきではない」などと述べた。

 一方、委員会では避難道の整備や地域の実情に合った避難手引きの作成などを要望する意見書を国に提出することも決定。委員会終了後、奥山浩幸委員長は「意見書を早急にまとめ、地元の思いを国にしっかり伝えたい」と語った。

 女川2号機の再稼働には、県、女川町、石巻市の3首長の同意が必要。今後、各首長がどのような判断を示すかが焦点となっている。

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