裁判官交代記載漏れ 安保法違憲訴訟を差し戻し

 集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は憲法に違反し、平和に生きる権利が侵害され精神的苦痛を受けたとして、高知県の戦争経験者ら29人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、高松高裁(片田信宏裁判長)は16日、請求棄却の1審判決を取り消し、審理を高知地裁に差し戻した。 原告側が1審高知地裁判決を不服として控訴。高裁では、1審で裁判官の一部が交代したことが口頭弁論調書に記載されておらず、違法な手続きだとして地裁へ審理を差し戻すよう求めていた。

 3月の1審判決は「平和は個人の思想や信条などにより理解が異なり、平和的生存権の内容の確定は困難だ」とし、戦争に巻き込まれ被害を受けるのではないかとの原告側の恐怖や不安は抽象的だと判断していた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ