建設業協会元会長に逆転有罪 青梅談合で東京高裁

 東京都青梅市発注の道路工事をめぐり談合したとして、公契約関係競売入札妨害の罪に問われた青梅建設業協会元会長、酒井政修被告(64)の控訴審判決公判が16日、東京高裁で開かれた。中里智美裁判長は「談合を主導した」として、無罪とした1審東京地裁立川支部判決を破棄、罰金100万円の逆転有罪を言い渡した。弁護側は上告する方針。

 弁護側は「落札希望の業者がいないと知った元会長が、入札が不調になると市に迷惑がかかると考え、責任感から自身の建設会社で落札した」と無罪を主張。1審も、酒井被告に「公正な入札を害する目的があったとはいえない」として無罪を言い渡していた。

 中里裁判長は「工事を受注できれば高額の売り上げを計上でき、経営が厳しかった会社が受注する意味は大きい」と指摘。被告は他社の関係者に「うちにやらせてもらいたいんだけど」などと話しており「積極的な受注意志があった」として、入札妨害の目的があると判断した。

 判決後に会見した酒井被告は「(逆転有罪は)悔しいの一言だ」と語った。

 酒井被告は、青梅市が平成29年4月21日に実施した市道改修工事の指名競争入札で、自身が代表を務める建設会社が落札できるよう5社と談合したとして起訴された。

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