令和4年春から準備宿泊へ調整 福島・富岡の復興拠点

 東京電力福島第1原発事故による帰還困難区域を抱える福島県富岡町が、同区域にあり、令和5年春の避難指示解除を目指している特定復興再生拠点区域(復興拠点)で、帰還に向け住民が夜間も自宅に滞在できる準備宿泊を4年春から始める方向で国と調整していることが16日までに分かった。

 宮本皓一町長が15日に町議会で示した。町は準備宿泊の開始に合わせ、既に避難指示が解除された地域との境界に設置されたバリケードの撤去を検討。同拠点への立ち入りの事前申請を不要にし、家屋の清掃や住宅の新築などをしやすくする。

 町によると、復興拠点は約390ヘクタールで震災前には町人口の約25%に当たる約4千人が暮らしていた。今年3月にはJR常磐線の再開に合わせ、夜ノ森駅と周辺道路約1・1キロが先行解除された。

 同町の帰還困難区域のうち復興拠点外の約460ヘクタールは、避難指示解除の見通しが立っていない。

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