セキュリティーより利便性を優先 被害の全11行「2段階認証」実施せず セブンペイの教訓生かさず

 ドコモは「2段階認証を実施すれば(不正引き出しは)必ず起きないとはいえない」とするが、実施していた三井住友銀行などでは被害が確認されておらず、効果があったとみられる。

 今回の被害について、複数の地銀関係者は「利便性とセキュリティーのバランスを誤った」と明かす。手続きがややこしくなれば新規利用者が離れてしまう懸念があったといい、結果的に利便性がセキュリティーに優先される事態につながった。

 一部からは「ドコモ側と金融機関で二重チェックが効いていると思っていた。見通しが甘かった」と反省する声も上がった。

 今回の問題を受け、各行はひも付けの際のセキュリティー強化を検討する。中国銀行がすでに2段階認証を取り入れたほか、七十七銀行(仙台市)や紀陽銀行(和歌山市)は今月中にも導入するとしている。

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