汚染農地回復の訴え、再び退ける 原発事故の差し戻し控訴審

 東京電力福島第1原発事故で農地が放射性物質に汚染されたとして、福島県4市町村の農家や農業法人が東電に土の入れ替えなどを求めた訴訟の差し戻し控訴審判決で、仙台高裁は15日、訴えを退けた1審福島地裁を支持し、原告側の控訴を退けた。原告は上告する方針。

 原告側は土から放射性物質のみを除去できると主張したが、山本剛史裁判長は「技術が確立しているとは言えず、社会通念上可能とは認められない」と指摘。土の入れ替えには土壌自体の除去や造成が付随して必要になるとして「妨害排除請求権の範囲を超える」と判断した。

 一方で福島地裁と同様に「土の入れ替えを業者に依頼し、費用を東電に請求することはできる」と判示した。

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