王滝頂上、初の慰霊登山 御嶽山噴火、犠牲者遺族

 58人が死亡、5人が行方不明になった平成26年の御嶽山(長野、岐阜両県、3067メートル)噴火の犠牲者遺族らが31日、長野県王滝村側の登山道の規制緩和に伴い慰霊登山を行った。標高2936メートルの王滝頂上への立ち入りが噴火後、初めて許可された。被災者家族会事務局代表のシャーロック英子さん(61)は「一歩前進するための一区切りにしたい」と語った。

 行方不明になっている愛知県刈谷市の野村亮太さんの父、敏明さん(60)は「6年間、ずっと会いたい気持ちでいっぱいだった。早く家に帰してあげたい」と述べた。犠牲者でただ1人、王滝頂上山荘で亡くなった浅井佑介さん=当時(23)、名古屋市=の母、正子さん(60)ら計10人が参加し、王滝頂上に順次到着。王滝村職員の説明を受け、多くの犠牲者が出た尾根「八丁ダルミ」方面を指さし「初めて見た」などと話した。午前11時52分の噴火発生時刻に合わせ、黙祷(もくとう)をささげた。

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