ゴーン被告息子、逃亡支援容疑者に仮想通貨で5300万円支払い

 【ニューヨーク=上塚真由】前日産自動車会長、カルロス・ゴーン被告(会社法違反などで起訴)が保釈中に逃亡した事件で、逃亡を手助けしたとして米国内で拘束された2人に対し、ゴーン被告の息子が計約50万ドル(約5300万円)を暗号資産(仮想通貨)で支払っていたことが23日、分かった。米司法当局が東部マサチューセッツ州の連邦地裁に提出した文書で明らかになった。

 支払いを受けたのは、米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員、マイケル・テイラー容疑者(59)と息子のピーター容疑者(27)。米当局が5月、日本政府の要請に基づいて2人を米国内で拘束。同州の連邦地裁で、日本への身柄引き渡しの是非をめぐる審理が行われている。

 文書によると、ゴーン被告がレバノンに逃亡した後の今年1~5月、息子のアンソニー・ゴーン氏が、ピーター容疑者あてに仮想通貨「ビットコイン」を使用し、数回に分けて送金していたという。

 米当局がこれまで提出した文書では、逃亡前の昨年10月にも、ゴーン被告自身から容疑者の関連会社に計86万2500ドルを送金していたことが明らかになっており、今回の仮想通貨と合わせると、計130万ドル以上が被告側から容疑者側に渡ったことになる。

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