熊本豪雨 止まぬ雨 避難所で再び不安な夜

 熊本県南部に甚大な浸水被害をもたらした豪雨から一夜明けた5日、被災地には断続的に雨が降り続いた。「また川が氾濫するかも」「いつになったら家に戻れるのか」。多くの住民が身を寄せる避難所では、不安の声が漏れた。

 一時700人近くが避難した熊本県人吉市の「人吉スポーツパレス」では、住民らは畳の上で寝転がったり、弁当を食べたりするなどして過ごした。

 自宅が水没したという同市下林町の無職女性(53)は一時孤立状態となったが、ボートで救助され着の身着のままで避難所にたどり着いたといい、「雨がずっと降っていて、家に戻れない。いつまで避難生活が続くのか」。同市下城本町の無職、黒木ミスズさん(79)は「また雨が降って川が氾濫しないか不安だ」と話した。

 八代市の避難所「千丁コミュニティセンター」には約40人が避難。一部の住民は、慣れない場所での生活に疲れた様子もみられたが、今後について話し合う人の姿もあった。

 各避難所では新型コロナウイルスの感染予防対策として、避難者同士が十分な間隔を取りにくいことから間仕切りが設置されたほか、マスクや除菌シートなどが配られた。

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