思いやりある頑張り屋さんだった心愛さん 自分へ「あきらめないで」

 「心にたくさんの愛を持つように」。千葉県野田市の自宅で昨年1月、虐待を受けた末に10歳で死亡した小学4年の栗原心愛(みあ)さんは、名前に込められた家族の願いの通り、思いやりのある優しい子だった。

 「家族の宝物。周りを笑顔にしてくれる自慢の孫だった」。法廷で意見陳述した母方の祖母は声を詰まらせた。父の勇一郎被告(42)の妹も証人尋問で、心愛さんが家族みんなにクリスマスプレゼントを用意し、病気がちのいとこを気遣っていたと話した。

 苦手なことにも挑戦する頑張り屋で、夢はパティシエ。亡くなる3カ月前の自分宛ての手紙で、進級への希望を抱き「未来のあなたが見たいです。あきらめないで下さい」とつづった。

 担任だった教員は「授業中の発言が多く、しっかりした子」。4年生では学級委員長も務めた。運動が苦手だったが、学校のマラソン大会では練習を重ね完走できた。

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