野田小4虐待死、被告人質問2日目詳報(3)完「死は虐待行為が原因の一つ」と認めるも「妻は嘘をついている」と主張

 千葉県野田市で昨年1月、小学4年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=を虐待して死亡させたとして、傷害致死罪などに問われた父親の勇一郎被告(42)の裁判員裁判は弁護側の被告人質問が終わり、検察側の質問に移った。

 弁護人からの質問に対し、おえつを漏らしながら心愛さんへの思いなどを語っていた勇一郎被告。休憩後に入廷した際は落ち着いた様子で、証言台の近くで裁判官、検察官、傍聴席、弁護人へと順番に頭を下げ、着席した。

 勇一郎被告は弁護人の被告人質問で一連の行為を「虐待だった」と認めた。検察官もまず、「虐待の認識」をただした。

 事件当時については「(虐待の認識は)ない」とした被告だったが、「振り返ると虐待だと思うか」という質問には「はい」と回答。どの行為が虐待に当たるかについては「心愛に対しての『お前』という発言、暴れた心愛を押さえつけたり、持ち上げたり、屈伸や立たせたりすること、そうしたことすべて」と答えた。

 「暴れたから押さえつけた」などと説明する勇一郎被告に対し、検察側が「心愛さんに責任を押し付けていると思わないか」と追及すると「事実を述べたのであって、心愛が言ったからこういう風になった、ということではない」と釈明。被告の証言と、他の事件関係者との証言が食い違っているとの指摘には「皆が嘘をついていることになる」との認識を示した。

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