レールに保守機材放置 横浜の地下鉄脱線、確認不十分

 運輸安全委員会は27日、横浜市営地下鉄ブルーラインで昨年6月、電車が脱線した事故の調査報告書を公表した。レールに放置された保守点検用の車両を本線に入れるための機材「横取り装置」に乗り上げたのが原因。事故直前、作業員3人で装置の定期検査を実施。作業員はレールから取り外したと思い込んで確認を怠っていた。安全委は作業員の研修態勢の改善やマニュアルの整備を求めた。

 報告書によると、横取り装置がレールに残された状態を示す警告灯や警報ブザーは、装置が残っていても作動しない仕組みになっているが、作業員は検査後に警告灯が作動していなかったことから、装置が外れていると判断した。

 事故は昨年6月6日朝に発生。湘南台発あざみ野行き始発電車が、横浜市泉区の下飯田駅で脱線した。乗客121人が乗っており、運転士が軽傷を負った。

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