映画助成訴訟、争う姿勢 ピエール瀧さん出演巡り

 映画「宮本から君へ」の製作会社が、出演したピエール瀧さんの不祥事を理由に助成金の交付を取り消したのは、表現の自由を保障する憲法に反するとして、文化庁所管の独立行政法人「日本芸術文化振興会」の決定取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が25日、東京地裁(清水知恵子裁判長)であり、芸文振は請求棄却を求めた。

 原告側の伊藤真弁護士は法廷で「国家による助成を通じて、表現の恣意(しい)的な選別がなされてはならない」と意見陳述した。

 訴状によると、映画が完成した昨年3月12日に麻薬取締法違反の疑いで瀧さんが逮捕された。同29日に1千万円の助成の内定通知があったが、芸文振はその後「有罪が確定した者が出演した映画に国の事業による助成金を交付するのは公益性の観点から適当ではない」との理由で不交付を決めた。

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