大震災ボランティアを描いた舞台、広島初上演へ

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市で活動したボランティアたちの葛藤や苦悩を描いた演劇「イシノマキにいた時間」が3月1日、広島県呉市中央の新日本造機ホールで上演される。

 震災直後の平成23年5月から約1年間、石巻市でボランティア活動をしたコメディアンの福島カツシゲさん(53)が脚本、演出を手がける3人舞台。ともに活動したボランティアメンバーらのことを描いた。同年12月に東京で初上演し、これまでに石巻市をはじめ全国各地で101回公演し、累計約2万人を集めた。

 福島さんによると、昨秋、台風による甚大な被害を受けた千葉県鋸南町(きょなんまち)でボランティア活動をしていた「コミサポひろしま」(広島県呉市)の小玉幸浩代表(52)と出会った。小玉さんから「舞台を見てみたい」と言われたのがきっかけで、広島での初上演が決まったという。

 「日本各地で自然災害が続発しているなか、ボランティアとは何かを考える時期がきている」と福島さん。上演後には、福島さんと小玉さんが「記憶と記録」と題したトークセッションを行い、石巻市をはじめとした被災地の現状を語る。

 小玉さんは「まだ舞台を見たことはないが、ボランティアたちの間で温度差があったことなどはとても理解できる。呉市民をはじめたくさんの人に見てほしい」と話している。

 午後3時開演。入場料は一般2千円、中高生千円、小学生無料。問い合わせは株式会社ドイ(0823・55・3109、午前10時~午後6時)。

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