「もっとやれ」あおり 母親に懲役13年求刑、大阪・箕面4歳虐待死

 大阪府箕面市で平成29年12月、長男の筒井歩夢(あゆむ)ちゃん=当時(4)=を暴行して死亡させたとして、傷害致死などの罪に問われた母親の筒井麻衣被告(28)の裁判員裁判の論告求刑公判が4日、大阪地裁で開かれ、検察側は「実母でありながら暴力のきっかけを作り、自身も加担し助長した責任は重大」として懲役13年を求刑した。弁護側は無罪を主張し、結審した。判決は12日。

 元交際相手の男ら2人=同罪などで懲役10年の実刑確定=との共謀の有無が争点。論告で検察側は、被告自身が以前から暴力をふるっていたうえ、「しばいて」と言った言葉がきっかけに男らの暴力が始まり、「もっとやれ」などとあおったりしたことで暴行がエスカレートしたと指摘。「幼児に対する極めて過酷な暴力で悪質。現在も不合理な弁解を繰り返し反省がない」と述べた。

 一方、弁護側は「男らの暴力を容認していたわけではなく、精神疾患のため止めることができなかった」として無罪を主張。筒井被告は「歩夢を守れなかったことを後悔している。(男らによる)あれほどの暴行を望んでいたわけではない」と訴えた。

 起訴状によると、男らと共謀し、29年12月24~25日に自宅で歩夢ちゃんに暴行を加え、死亡させたなどとしている。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ