沢尻エリカ被告に懲役1年6月求刑 初公判、麻薬所持認める

 自宅マンションで合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた女優、沢尻エリカ被告(33)の初公判が31日、東京地裁(滝岡俊文裁判官)で開かれた。沢尻被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、即日結審した。判決は2月6日。

 検察側は論告で、19歳から違法薬物を使用するなど常習性は顕著で、再犯の恐れは高いと指摘。弁護側は、生活を改め交友関係を断ち切る決意をしているなどと訴えた。

 沢尻被告は被告人質問で、女優業について「あまりに身勝手な行為で多くの方を裏切り傷つけた。(復帰は)考えていない」と発言。「自分の中では薬物をコントロールでき、いつでもやめられると思っていたが大きな間違いだった。心配して叱ってくれる人の意見に耳を傾けることなく、現実から逃避した世界で偽りの友情にとらわれ抜け出せなかった」と述べ、関係者らに謝罪した。

 地裁によると、一般傍聴席19席は抽選になり、2229人が希望して倍率は117倍となった。

 起訴状によると、昨年11月16日に東京都目黒区で、カプセルに入ったMDMAを含む粉末約0・19グラム、LSDを含む紙片約0・08グラムと液体約0・6グラムを所持したとしている。

 沢尻被告は平成17年の映画「パッチギ!」のヒロイン役で新人賞を総なめにし、24年の映画「ヘルタースケルター」では、日本アカデミー賞優秀主演女優賞に輝いた。一方、19年には主演映画の舞台あいさつで「別に…」を繰り返し、バッシング騒動に発展。今回の事件を受け、出演予定だったNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」は代役を立てて撮り直しになり、CMに起用していた複数の企業も配信をやめるなど、関係者らは対応に追われた。

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