神奈川情報流出 元社員「簡単、毎日盗んだ」記憶媒体3900個出品

 神奈川県の行政文書を保存したハードディスク(HDD)がインターネットオークションで売られ、個人の納税情報などが流出した問題で、廃棄を請け負った「ブロードリンク」(東京都中央区)から別のHDDを盗んだとして、警視庁に窃盗容疑で逮捕された同社元社員、高橋雄一容疑者(51)=横浜市旭区都岡町、懲戒解雇=が「簡単だったので毎日のように盗んだ」と供述していることが9日、分かった。

 同社は同日、東京都内で記者会見し、榊彰一社長が「社会をお騒がせし、深くおわび申し上げる」と謝罪し、全国に6カ所あるデータ消去施設への金属探知セキュリティーゲート設置など再発防止策の完了後に辞任する意向を示した。

 同社によると、高橋容疑者は平成28年2月の入社後、HDDなどの記憶媒体のデータ消去を最大で約22万9千個担当。ネットオークションに7844個を出品、落札されており、このうちHDDやUSBメモリーなどの記憶媒体は3904個に上ったという。

 同社は出品時の画像などからHDDのシリアルナンバーを照合し、自治体や企業など発注元の確認を進める。高橋容疑者は、都内の施設のデータ消去室から穴を開けて廃棄する前のHDDを持ち出していた。物理破壊されるHDDは個数管理されていなかったという。

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